企業, 機体 — 2014年10月15日 18:15 JST

川崎重工、P&Wエンジン開発参画 ボンバルディアCシリーズとエンブラエルE2向け

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 川崎重工業(7012)は10月14日、米プラット・アンド・ホイットニー社(P&W)とギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1500G」「PurePower PW1900G」の開発と生産にリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)方式で参画、契約を締結したと発表した。

PW1500Gを搭載するボンバルディアCシリーズ(ボンバルディア提供)

 川崎重工はP&Wとともに、エンジン主要部のファンドライブギアシステムと燃焼器の製造を担当する。

 ギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower」シリーズは、既存のエンジンと比べて燃費を16%、騒音を50%、排気を大幅に改善。PW1500Gはボンバルディアの小型旅客機Cシリーズに、PW1900Gはエンブラエルの第2世代Eジェット、E2シリーズのE190-E2とE195-E2に搭載される。

 CシリーズとE2シリーズは合計で500機以上を確定受注。エンジンも合わせて1000台以上の受注が確定している。

 川崎重工とP&Wはボーイング747型機など大型機に搭載する「PW4000」のRRSP契約を1985年に締結。エアバスA320型機に搭載するV2500やA320neoに搭載するPW1100G-JMを製造する合弁会社、IAE(インターナショナル・エアロ・エンジンズ)に参画している。

 RRSP方式とはエンジンや補用部品の販売や修理事業など、すべての事業収入を参画シェアに応じて配分を受ける方式。開発や量産、販売費用とリスクは参画シェアに応じて負担する。

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川崎重工業
Pratt & Whitney

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