国土交通省航空局(JCAB)は10月14日、国産初のジェット旅客機となる三菱航空機「MRJ」の審査体制強化などを図るため、航空機を検査する航空機検査官の募集を開始した。
現在JCABには航空機検査官が約50人いるが、新たに10人弱を採用する計画。MRJのほか、日本航空(JAL/JL、9201)が2019年から導入するエアバスA350 XWBや、地域航空会社が新たに導入するターボプロップ機ATR42の審査をはじめ、海外委託が増えている整備工場の認定などを担当する。
応募資格は1960年4月2日以降生まれの高校卒業以上で、整備士や操縦士など航空法に基づく技能証明保有者をはじめ、JCABが指定する資格や業務経験がある日本国籍の人。履歴書や職務経歴書などの応募書類を、11月25日必着で郵送する。
書類選考の通過者には、12月上旬までに電話で連絡。12月5日から19日に1次と2次の面接を実施し、25日に採用者決定を予定している。採用予定日は2015年2月1日から4月1日までの間となる。
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