エールフランス航空(AFR/AF)とKLMオランダ航空(KLM/KL)の旅客営業・マーケティング部門最高責任者のパトリック・アレクサンドル氏は10月9日、羽田空港へのエアバスA380型機の乗り入れについて、2020年の東京五輪開催までの実現に意欲を示した。
AFRの日本路線は、羽田と成田、関西へ就航。羽田-パリ線が1日最大2往復、成田-パリ線と関西-パリ線が1日1往復ずつの合計1日最大4往復8便となっている。
羽田便のうち、午後10時15分に羽田を出発するAF293便について、アレクサンドル氏は「平均90%のロードファクター(座席利用率)だ」と現状を説明。午前7時35分に羽田を出発するAF279便についても、ビジネス需要が好調だと述べた。
現在、羽田へはA380の昼間の乗り入れが認められていない。「このペースで輸送量が増えていくと、羽田路線にA380が必要になるかもしれない」とアレクサンドル氏は語り、東京五輪が開催される2020年に向けて、国土交通省航空局(JCAB)などとA380就航に向けた話し合いを続けていく姿勢を示した。
また、AFRは28日の羽田出発便から、ボーイング777-200ER型機に新ビジネスクラスシートを導入。26日から始まる冬ダイヤでは、羽田便の出発時刻をAF279便は午後1時40分発、AF293便は午前0時30分発に変更し、利便性を高める。
アレクサンドル氏は「日本はAFR・KLMグループにとってキーマケットだ」と述べ、日本市場の重要性を強調した。
*ストライキ問題や成田路線などについての詳報はこちら。
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エールフランス
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【お知らせ】
5段落目の表現をYahoo!ニュースへの配信記事と統一しました。(2014年10月9日 22:20 JST)
タイトルを一部変更しました。(2014年10月9日 22:09 JST)