ミャンマー国際航空(MMA/8M)は10月8日、関西-ヤンゴン線を定期チャーター便で開設した。12月1日までの運航予定で、将来的には定期便化を目指す。
月曜と水曜、土曜の週3往復運航する。関西発ヤンゴン行きは、機材繰りの関係でカンボジアのプノンペンを経由する。ヤンゴン発関西行きは直行便となる。使用機材はエアバスA319型機で、プレミアムエコノミー10席、エコノミー114席の計124席。
8M9006便は関西を正午に出発、午後3時にプノンペンに到着する。午後4時にプノンペンを出発し、午後5時30分にヤンゴンに到着する。8M9005便はヤンゴンを午前1時に出発、関西着は午前8時30分。関西発ヤンゴン行き初便には86人が搭乗した。
就航に先立ち、MMAのミョー・チッ取締役が「日本とミャンマーが協力すれば発展していける。日本からミャンマーへの渡航者増を期待している」とあいさつ。MMAによると、今後は70から80%の搭乗率を目指し、増便も視野に入れているとした。
新関西国際空港会社の安藤圭一社長ら来賓がテープカットし、乗客が搭乗した。京都からヤンゴンに観光で向かう男性乗客は「初めてミャンマーに行く。今回の就航がきっかけで行こうと思った。ミャンマーのいいところを見て、周りの人々に伝えたい」と話していた。
MMAは2013年4月27日、ミャンマー第2の都市、マンダレー行きのチャーター便を関西発で運航。同社が日本に就航した初めての便となった。同年4月30日には、ヤンゴン発関西行きのチャーター便を運航した。
関西-ヤンゴン線は、全日本空輸(ANA/NH)が1996年7月16日から2000年3月25日まで運航。定期的なフライトは14年ぶりとなる。カンボジアへのフライトは1994年9月4日の開港以来初めて。
運航スケジュール
8M9006 関西(12:00)→プノンペン(15:00/16:00)→ヤンゴン(17:30)運航日:月水土
8M9005 ヤンゴン(01:00)→関西(08:30)運航日:月水土
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