エアライン, ボーイング, 機体, 空港, 解説・コラム — 2014年10月7日 20:00 JST

「ユニバーサルスタジオも競合だ」スクート、ウィルソンCEOインタビュー

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 シンガポール航空(SIA/SQ)が100%出資するLCC(低コスト航空会社)のスクート(SCO/TZ)が、成田へ2012年10月29日に就航してまもなく2年。日本路線の欠航は、これまで台風による一度だけと、SCOのキャンベル・ウィルソンCEO(最高経営責任者)は強調する。

スクートのウィルソンCEO=10月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 現在の機材は中古のボーイング777-200型機(402席)が6機だが、今後787-8(335席)と787-9(375席)を10機ずつ、計20機導入して運航コストを削減する。最初に受領するのは長胴型の787-9で、12月に引き渡される。日本路線には「2015年5月から就航させたい」とウィルソンCEOは意気込む。

 2015年下期以降、関西空港や中部空港(セントレア)への就航を検討するSCO。タイ国際航空(THA/TG)系LCCのノックエア(NOK/DD)と合弁で設立したノックスクート・エアライン(XW)は、2015年1-3月期の成田-バンコク(ドンムアン)線就航を目指す。

「チープ・アンド・グッド」
生活必需品以外はすべて競合
787は242機目だから大丈夫

 ウィルソンCEOに787-8の受領時期など、今後の展望や戦略を聞いた。

「チープ・アンド・グッド」

──日本路線の日本人比率はどのくらいか。

ウィルソンCEO:ほぼ半々だ。

台北から成田空港に到着し放水アーチで歓迎を受けるスクートの777=12年10月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

──ロードファクター(座席利用率、L/F)は平均82%と発表があったが、日本路線はどの程度か。

ウィルソンCEO:80%は超えている。

──なぜ日本人はSCOを選んだと思うか。

ウィルソンCEO:「チープ・アンド・グッド」だ。安くて良いものであれば、人々は手を伸ばす。ユニクロが良い例だ。安くて品質が良く、加えてフレンドリーなLCCを作れば、日本人の期待値に合うと考えていた。それが結果に表われたと思う。

──LCCが成田に就航する場合、常に羽田と比較される。SIAの日本支社長を経験されて、この点をどう見るか。

ウィルソンCEO:利用者が


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