エアバスは現地時間9月30日、EASA(欧州航空安全局)からA350-900について、型式証明を取得したと発表した。今後、FAA(米国連邦航空局)の型式証明も取得する。
座席数はメーカー標準の3クラス仕様で315席。A350 XWBファミリーは全3機種、A350-900のほかA350-800(同276席)とA350-1000(369席)で構成する。エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBをそれぞれ搭載する。
現地時間8月14日には、路線実証飛行試験が終了。20日間で世界中の14カ所の主要な国際空港へ計約180時間、およそ15万1300キロの距離を飛行し、商業飛行時の運用性を実証した。
A350のローンチカスタマーはカタール航空(QTR/QR)で、今年10-12月期(第4四半期)には量産初号機の引き渡しを予定している。
8月末時点で、世界39社から750機の受注を獲得。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
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