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日本航空（JAL/JL、9201）などJALグループは、9月27日と28日に一般公開される航空会社などが出展するイベント「ツーリズムEXPOジャパン」でシートなどを展示する。国際線で運航するボーイング787-8型機の新仕様機「スカイスイート787」と、国内線用「スカイネクスト」のシート体験会を開く。787のエコノミークラスに導入される新シートは、ツーリズムEXPOが初公開。
スカイネクスト787の新シートを紹介するJALの客室乗務員＝9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
スカイスイート787は、12月1日から成田－フランクフルト線（JL407/408便）に、2015年1月1日から成田－ニューヨーク線（JL004/003便）に就航する。ビジネスクラスにフルフラットシート「スカイスイート」を導入。新たにプレミアムエコノミークラスを設定し、従来のビジネスとエコノミーによる2クラス構成を、3クラスに刷新する。
エコノミーは新シート「スカイワイダーII」を投入しながらも、現在の横8席配列を維持。現在787で8席配列を採用しているのはJALのみで、当初採用したANAも9席配列に変更している。座席幅が広さから生じる快適性で差別化する。
シートピッチは現行の約79センチ（31インチ）より約5センチ広い約84センチ（33インチ）、座席幅は約48センチ（19インチ）、個人モニターは10.6インチとなる。座席幅は横9席配列と比べると、約5センチ広くゆとりがある。全席にパソコン用電源とUSB端子を備える。シートメーカーは、ゾディアック・シート・US。
国際線シートの体験コーナーには、フルフラットシートとスカイワイダーIIを展示。同シートはEXPOでお披露目となった。また、国内線用スカイネクストのコーナーには、本革仕様になったクラスJと、普通席の新シートを用意した。
このほかJALブース内では、小学生以下の来場者にキッズ制服での撮影会を開く。また、同社と欧州便などでコードシェアを実施するブリティッシュ・エアウェイズ（BAW/BA）とフィンエアー（FIN/AY）の、3社共同コーナーも設けた。
ツーリズムEXPOジャパンは大使館や政府観光局、航空・旅行会社などが出展する「旅の祭典」で、主催は日本観光振興協会と日本旅行業協会（JATA）。これまでは「旅フェア」「JATA旅博」と別々で開催されていたものを、今年から統合する。25日から28日まで、東京ビッグサイトで開催される。25日と26日は関係者のみに公開、27日と28日は一般公開される。
シートピッチを2インチ拡大するスカイワイダーII＝9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
2段階式折りたたみテーブルを採用するスカイワイダーII＝9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
2段階式折りたたみテーブルを採用するスカイワイダーII＝9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
8席配列により座席幅が5センチ広いスカイワイダーII＝9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
全クラス本革シートのスカイネクストを紹介するJALの客室乗務員＝9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
関連リンク
スカイスイート 787
JAL SKY NEXT
ツーリズムEXPOジャパン
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【お知らせ】
2段落目と6段落目を修正しました。（2014年9月27日 00:36 JST）