今年も空の日イベントが各地で開かれる時期になった。日本航空(JAL/JL、9201)では9月27日に羽田空港国際線ターミナルで、客室乗務員の歴代制服ファッションショーを開く。今回はJALと旧日本エアシステム(JAS)の制服に加えて、10月1日にJALと合併するジャルエクスプレス(JEX/JC)のものも登場する。
JALは16日に、親子連れのマイレージ会員向けに千葉・幕張の職業体験型テーマパーク「カンドゥー」でイベントを開催。子供たちはパイロットや客室乗務員、マーシャラーの仕事を体験したほか、JALの歴代制服ファッションショーも開かれ、客室乗務員と記念写真に収まる子供たちの姿が多く見られた。
27日の空の日イベントに先立ち、16日に登場したJALの初代制服と、3代目から8代目までの制服の計7着を写真で見てみよう。
JALの客室乗務員の制服は1951年の設立以降、旧JALで8代、旧JASで5代、JAL/JAS統合後の制服を合わせると15代の制服がある。
初代制服は1951年8月27日の試験飛行に急遽間に合わせたもので、デザイナーは門田稔氏。シルバーグレーの薄手のウール生地で、テーラードカラー、3つボタンのシングル、ロングスカートとなっている。
3代目は1960年8月、ダグラス(現ボーイング)DC-8型機の就航記念で登場。ロイヤルブルーで金色の4ボタンで、帽子はハート型の天井に銀白色のひも付きだったが、後にターバン帽に変わった。
4代目は1967年3月、世界一周路線の開設を記念したもので、デザイナーは森英惠氏。スカイブルーの制服に、真珠をあしらったシルバーの鶴丸ブローチがワンポイントになっている。
5代目は1970年7月、ボーイング747型機の就航に合わせて登場。4代目に続いて森英惠氏がデザイナーを務めた。当時流行していたワンピースを採用した。テレビドラマの初代「アテンションプリーズ」にも登場した。
6代目は1977年10月制定。デザイナーは森英惠氏で、紺のジャージャー生地の半袖ワンピース、赤か青の縞の長袖ボディーシャツのレイヤードとなっており、客室乗務員からは着やすく、働きやすいと好評で、10年以上使用された。テレビドラマ「スチュワーデス物語」にも登場した。
7代目は1987年11月の完全民営化を記念し、1988年に登場。デザイナーは本井重信氏。初の公募デザインで、7830点の中から選ばれた。2代続いたワンピース仕様から、ミリタリー調のツーピースになった。
8代目は1996年10月制定。デザイナーは稲葉賀恵氏。利用者により親しみを感じてもらい、気品に満ちていることをコンセプトに、働きやすさを第一に考えたシンプルなデザインとなった。
歴代制服を着用した客室乗務員は、イベント会場がオープンする際は、現行制服を着用。子供たちをハイタッチで出迎えた。また、運航乗務員2人も参加した。
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