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タイ・エアアジアX（TAX/XJ）は9月1日、成田－ドンムアン線と関西－ドンムアン線を開設した。TAXの日本就航は初めて。新規就航を記念し、成田空港第2ターミナルで記念式典を開催。就航を記念したキャンペーンとして、両路線を片道1万9000円で販売することも発表した。9月7日まで。
キャンペーン価格を発表するブラナシリCEO（中央）とタイ・エアアジアXの客室乗務員＝9月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
成田－ドンムアン線は1日1往復で運航する。XJ601便は成田を午前10時30分に出発、午後3時5分にドンムアンに到着する。XJ600便は午前1時にドンムアンを出発、成田着は午前9時15分。
関西－ドンムアン線は週5往復。月曜と火曜、木曜、土曜、日曜に運航するXJ611便は関西を午前1時10分に出発、午前5時にドンムアンに到着する。月曜と水曜、金曜、土曜、日曜に運航するXJ610便はドンムアンを午後4時25分に出発、関西着は午後11時50分。どちらも使用機材はエアバスA330-300型機で、ビジネス12席、エコノミー365席の計377席。
2路線ともキャンペーンで片道1万9000円で販売を開始する。燃油サーチャージや空港利用料などは運賃に含まれる。搭乗期間は9月15日から2015年1月31日まで。ドンムアン以遠のタイ国内乗り継ぎも同価格で提供する。設定都市はチェンマイ、チェンライ、クラビ、プーケット、ハートヤイ。
会見に臨むブラナシリCEO＝9月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
就航式典でTAXのナダ・ブラナシリCEO（最高経営責任者）は、2015年3月26日から成田線を1日2往復のダブルデイリーに、関西線を1日1往復のデイリーにそれぞれ増便することを明らかにした。
日本国内第3の就航地について、「すべてが就航候補地。大切なのは、日タイ両国に需要があること」と、羽田を含めた新規路線の開設を視野に入れていた。さらに「すでに手応えがあるので、2015年3月から成田線を1日2往復、関西線を1日1往復への増便を決定した」と、初日にして日本乗り入れへの成功を確信した様子だった。
初便のロードファクター（利用率）は80％、3月までの予約率は平均で50％に到達。年末までにタイから20万人、成田と関西からそれぞれ10万人の利用を見込んでいることも明らかにした。
TAXはエアアジアX（XAX/D7）から49％の出資を受けて設立。6月17日には同社初路線となるドンムアン－ソウル（仁川）線を就航した。成田線、関西線はそれぞれ2路線目、3路線目となる。保有機材は2機のA330-300で、リースで導入している。
運航スケジュール
成田－ドンムアン線（1日1往復、15年3月26日から1日2往復）
XJ601 成田（10:30）→ドンムアン（15:05）運航日：毎日
XJ600 ドンムアン（01:00）→成田（09:15）運航日：毎日
XJ607 成田（19:45）→ドンムアン（翌日01:25）運航日：毎日
XJ606 ドンムアン（10:15）→成田（19:30）運航日：毎日
＊XJ607/606便は2015年3月26日から
関西－ドンムアン線（週5往復、15年3月26日から1日1往復）
XJ611 関西（01:10）→ドンムアン（05:00）運航日：月火木土日
XJ610 ドンムアン（16:25）→関西（23:50）運航日：月水金土日
＊2015年3月25日まで
XJ611 関西（00:05）→ドンムアン（04:10）運航日：毎日
XJ610 ドンムアン（15:10）→関西（22:50）運航日：毎日
＊2015年3月26日から
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