エアバス, 機体, 解説・コラム — 2014年7月26日 13:35 JST

「ドアは常にオープン。日本企業も加わって」 エアバス社サプライヤー担当VP、ワード氏に聞く

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 これまでLCC(低コスト航空会社)を中心に単通路機A320の導入が目立っていたエアバス。近ごろはスカイマーク(SKY/BC、9204)のA330-300型機就航やA380導入、日本航空(JAL/JL、9201)のA350 XWB選定と、中大型機の採用事例が増えてきた。

サプライヤーや産業協力を担当するバイス・プレジデント、ワード氏=7月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 一方で、日本の航空機産業との密接なつながりは、ボーイング機ほどは見られない。日本の製造分担比率は、767では15%だったが777の21%を経て、787では35%まで高まっている。一方で、A350はエンジンを含めた日本の製造分担比率は12%となるものの、機体に限ると1桁台にとどまる。

 事実上777-300ERに決定した次期政府専用機についても、エアバス機が選にもれた理由の一つが、この分担比率の低さだった。

 日本のサプライヤーに聞くと、ボーイング関連で手が回らないとの声が聞こえる。しかし、777ではウィン-ウィンの関係対するエアバス側は、日本企業との連携をどう考えているのだろうか。

 英国南部で7月14日から20日まで開かれたファンボロー航空ショーで、エアバスでサプライヤーや産業協力を担当するバイス・プレジデント、サイモン・ワード氏に聞いた。

──日本ではどのような分野のサプライヤーを求めていますか。

ワード氏:基本的にはどの分野についてもオープンです。いくつか挙げるとなると、コンポジットマテリアルとアエロストラクチャー、キャビンインテリアです。

──日本のサプライヤーはボーイングと密接な関係にあります。今後どういうパートナーシップを築いていきますか。

ワード氏:そのことはよく理解しています。われわれは常にオープンです。日本のサプライヤーとも協業したいし、日本以外の国についてもです。

 ただ、日本の大手サプライヤーは、


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。