全日本空輸(ANA/NH)と人気ラーメン店「博多一風堂」を運営する力の源カンパニーは7月25日、国際線機内食用の味噌ラーメン「大地」を発表した。9月1日から上級クラスで提供する。
対象はホノルル線を除く北米発便とジャカルタ線。ファーストとビジネスクラスの軽食メニューのひとつとして用意する。
ANAでは、2013年6月から一風堂のラーメンを国際線ファーストクラスと欧米線ビジネスクラスで提供開始。欧州便と北米着便は豚骨ラーメン「そらとん」、北米発便は醤油ラーメン「ふるさと」を提供してきた。米国では食品に関する当局の輸入規制で、豚骨ラーメンのスープを持ち込めないため、醤油ラーメンになった。
味噌ラーメンは醤油に代わるメニュー。麺はこれまでのものと異なる太めの平麺で、トッピングの「肉みそ」は肉類を使わず、大豆で肉の食感と味を再現した。
一風堂のラーメンは、シンガポールとバンコク、ジャカルタの3路線でも要望が多かった。豚骨ラーメンは欧州と北米発路線で提供を継続すると共に、9月からはシンガポール線とバンコク線でも提供。ジャカルタ線ではベジタリアン・メニューを注文する乗客が多いことから、肉とアルコールを使っていない味噌ラーメンを用意する。
・ANA、一風堂のラーメンを国際線で 北米は醤油、欧州は豚骨(13年5月20日)