台湾のトランスアジア航空(復興航空、TNA/GE)GE222便が高雄空港から澎湖島(ほうことう)の馬公空港へ向かう際、馬公空港近くの西溪村で着陸に失敗し、炎上した。地元メディアの報道によると、乗客54人と乗員4人の58人のうち、47人が死亡し、11人が病院に運ばれたという。日本人が乗っていたかは明らかになっていない。
GE222便の機材は、欧州ATR社製ターボプロップ機ATR 72-500(72席)。高雄空港のウェブサイトなどによると、同便は高雄を現地時間7月23日午後4時に出発予定だったが、台風10号の影響で1時間半遅となる午後5時半に出発し、馬公には35分後に到着予定だった。地元メディアなどによると、台風の影響で馬公空港上空を旋回していたが、緊急着陸を試みた際に失敗したという。
澎湖島は台湾西部のリゾート地で、台北の松山空港からはおよそ50分の距離。馬公空港の滑走路は3000メートル(磁方位02/20)が1本で、ILS(計器着陸装置)を備えている。