国土交通省航空局(JCAB)は、ボーイング787-9型機に対して型式証明を7月18日付で交付した。これにより787-9はJCABが定める基準を満たし、FAA(米国連邦航空局)とEASA(欧州航空安全局)による787-9の型式証明が日本でも承認されたことになる。
787-9のエンジンは、全日本空輸(ANA/NH)が英ロールス・ロイス製トレント1000、日本航空(JAL/JL、9201)が米GE製GEnxを搭載する。
787-9の初号機は現地時間7月9日、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)に引き渡された。
2社目となるANAへは今夏に同社向け初号機の引き渡しを予定。現在44機を発注しており、当初受領する機体は国内線仕様機で、2015年3月末までに国内線仕様機2機に続いて国際線仕様機1機を受領する。JALは20機を発注済みで、同社向け初号機は2015年度中に引き渡される予定。
関連リンク
国土交通省
Boeing
ボーイング・ジャパン
・787-9初号機、雨のオークランド到着(14年7月11日)
・ANA、777-9XとA321neoなど70機発注 過去最大の投資規模(14年3月27日)
・JAL、787もフルフラットシート「スカイスイート」導入へ(14年3月26日)
・国交省、エアバスA330-300に型式証明交付 2月下旬受領で福岡就航ずれ込みも(14年1月22日)