エアバスは現地時間7月17日、ロシアのトランスアエロ航空(TSO/UN)が新型のA330neoを含む20機のA330を発注する合意書(LoI)を締結したと、英国で開催中のファンボロー航空ショーで発表した。同社はA330neoのローンチカスタマーの一社となる。
内訳はA330neoが12機、A330従来型が8機。TSOは機材を刷新することで、中距離から長距離の国内線と国際線ネットワークを拡充する。
A330neoは、ファンボロー航空ショーで発表されたA330-800neoとA330-900neoの2機種からなる派生機。初号機の引き渡しは2017年10月-12月期(第4四半期)の予定で、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000を搭載する。
空力性能を強化するとともに、客室装備も改良。座席あたりの燃費を14%削減し、航続距離も最大400海里(740.8キロ)延びる見込み。メーカー標準座席数は、A330-800neoが246-252席、A330-900neoが300-310席。
関連リンク
Transaero Airlines
Airbus
エアバス・ジャパン
・エアバスA330neo、ローンチカスタマーは米ALC 25機発注へ(14年7月15日)