エアバスは現地時間7月15日、航空機リースを手がける米国の金融サービス会社CITグループが、A330-900neoを15機とA321を5機発注する覚書(MoU)を締結したと、英国で開催中のファンボロー航空ショーで発表した。A321のエンジン選定は今後行われる。
A330neoは、ファンボロー航空ショーで発表されたA330-800neoとA330-900neoの2機種からなる派生機。初号機の引き渡しは2017年10月-12月期(第4四半期)の予定で、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000を搭載する。
空力性能を強化するとともに、客室装備も改良。座席あたりの燃費を14%削減し、航続距離も最大400海里(740.8キロ)延びる見込み。メーカー標準座席数は、A330-800neoが246-252席、A330-900neoが300-310席。
14日にはロサンゼルスを拠点とする航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)がA330-900neoを25機発注する覚書を締結しており、今回の契約でCITもA330neoのローンチカスタマーの一社となった。