エアライン, ボーイング, 機体 — 2014年6月30日 17:40 JST

JAL、国内線Wi-Fiを7月23日開始 羽田-伊丹、福岡、函館線から

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 日本航空(JAL/JL、9201)は6月30日、国内線で無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」を、7月23日から開始すると発表した。羽田-伊丹線と羽田-福岡線、羽田-函館線の一部からスタートする。国内線でのネット接続サービスの提供は国内の航空会社では初めて。

国内線初となるJALの機内無線LAN接続サービス=14年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スカイWi-Fiに対応する機材は、全クラスに本革仕様の新シートを導入し、機内照明をLED化した新仕様機「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」。スカイWi-Fiは、米gogo社の衛星接続サービスにより、乗客が自分のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど無線LAN対応機器から、インターネットや電子メール、フェイスブックやツイッターといったSNSなどが利用できる。

 無線LANのアクセスポイント数は機体によって異なり、737で3カ所、777は6カ所設置し、機内のどこからでも無線LANに接続できるという。対応規格はIEEE802.11a/b/g/n。インターネット接続は有料で、料金プランは30分400円の「時間制プラン」と、1回のフライトで時間制限がない「フライトプラン」の2種類を用意する。

 フライトプランは、搭乗路線や利用機器で金額が異なる。羽田-大阪間など450マイル以下の路線では、利用機器を問わず500円(税込)だが、羽田-福岡間など451-460マイルではスマートフォンは500円、タブレットとノートパソコンは700円、羽田-那覇間など651マイル以上では、スマートフォンは700円、タブレットとノートパソコンは1200円となる。支払いはいずれもクレジットカードのみ。

 スカイネクストは、2016年上期までにボーイング777-200型機を12機、777-300を4機、767-300/300ERを20機、737-800を41機の計77機を改修する計画で、年内は34機を見込む。

 7月23日午後9時を目途に、JALのウェブサイトの「予約・空席照会」画面でスカイWi-Fi対応便の確認が可能になる見通し。8月からは、羽田-札幌線の一部にも導入を予定している。

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