CFMインターナショナルは現地時間6月18日、ボーイング737 MAXに搭載するエンジン「LEAP-1B」の地上試験が成功したと発表した。
試験は6月13日、予定から3日前倒して仏ヴィラロッシュのスネクマ施設内で実施。離陸推力がフル出力に達する前に慣らし運転を完了した。数週間後にも動作面や操作性のテストを実施する予定。
LEAP-1Bエンジンは燃費を向上させ、737 MAXは737NG(次世代型737)と比べ、燃費を14%以上改善する。
CFMは737型機向けのエンジンを1984年から提供。ボーイングは2011年、LEAP-1Bの737 MAXへの搭載を決定した。
737 MAXは5月現在、30以上の顧客から2023機を受注。2017年7-9月期からの引き渡し開始を予定している。
CFMは仏スネクマと米GEアビエーションの合弁で1974年設立。エアバスA320ファミリーに搭載する「CFM56-5B」や、737NGに搭載する「CFM56-7B」などを製造している。