6月11日、「幸せの再来」などの花言葉を持つスズランが描かれたしおり約1万7000枚を、全日本空輸(ANA)の客室乗務員らが全国47カ所の日本赤十字病院などに贈った。
今年で59回目を迎えたANAの社会貢献活動で、1956年に日本赤十字社の名誉副総裁だった高松宮さまが、入院患者を励ますためにスズランを贈ることをANAに提案されたことをきっかけに始まった。
都内ではANAの客室乗務員4人と女性アイドルグループ「AKB48」のメンバー4人が東京・大田区の大森赤十字病院を訪れ、患者らにサインやメッセージ入りのしおりを手渡して快方を願った。AKBメンバーの参加は昨年に続き2回目。
AKBメンバー4人は、峯岸みなみさん(21)と名取稚菜さん(19)が小児科の、加藤玲奈さん(16)と小嶋菜月さん(19)が整形外科の病棟を見舞った。
昨年訪れた別のメンバーはスズランをイメージした衣装で登場したが、今年はAKB48らしさを強調。峯岸さんは「昨年はAKBの衣装ではなかったので、本当にAKBなの?という質問があったらしい。今年は反省を踏まえてAKBらしい衣装を選んだ」と説明し、笑いを誘った。
客室乗務員は保坂奈津美さん(32)と別宮まみこさん(37)、石沢汐里さん(26)、浅野舞さん(26)の4人で全員が東京都出身。別宮さんは「(患者から)マイルを貯めますと、逆に励まされた」と話した。
今年のしおりはANAグループ会社の社員がデザイン。裏面をこするとスズランの香りがする工夫が施された。また、スズランの鉢植え300鉢も全国で配った。
関連リンク
[ANA×AKB48] Challenge for ASIA by ANA×AKB48(全日本空輸)
・AKB48メンバーとANA客室乗務員、スズランのしおりで患者激励(13年6月3日)
・幸せのスズランで「気持ちも若返る」 全日空、客室乗務員が日赤病院訪問(12年6月9日)