エアバスは現地時間6月2日、デルタ航空(DAL/DL)からA321従来型(A321ceo)を15機受注したと発表した。エンジンはCFMインターナショナル社製CFM56-5Bを搭載する。引き渡しは2018年から開始予定。
DALへ引き渡すA321従来型は、米アラバマ州モービルに建設中のA320シリーズ最終組立工場で生産。組み立て開始は2015年を予定している。
同機には燃料消費を最大で4%改善するシャークレットを装備。長さ約2.4メートルで、従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもの。燃費を改善するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。
DALは現在、A320neoシリーズを126機、A330型機を32機運航中。今回の受注によりDAL向けの受注残はA321従来型が45機、A330が10機となった。
・エアバス、米国のA320最終組立工場まもなく完成(14年4月11日)