エアライン, ボーイング, 機体 — 2014年5月26日 11:39 JST

ユナイテッド航空、環境保全活動で受賞 新ウイングレット737導入

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 ユナイテッド航空(UAL/UA)はこのほど、サステナビリティ・アウトスタンディング・アチーブメント・アワードを、トラベルサプライヤー部門で受賞した。

737のスプリット・シミター・ウイングレット(ユナイテッド航空提供)

 UALは燃費効率向上への取り組みにより、2013年には、二酸化炭素(CO2)排出量を92万5000トン以上、燃料消費量を9500万ガロン以上を削減。燃料消費の当初の削減目標、8500万ガロンを上回った。1994年以来、20年間で燃費効率を33%改善している。

 今年2月には、ボーイング737NG(次世代型737)にアビエーション・パートナーズ・ボーイング(APB)が開発した新型ウィングレット「スプリット・シミター・ウイングレット」を装着した機体の運航を開始。従来型ウイングレットを装着した737と比べて、燃料消費を最大2%削減できる。UALが保有する737-800と737-900ERの既存機を対象に換装するもので、世界初導入となった。

 また、機内やラウンジで使用する耐熱カップで、50%近くのリサイクル素材を使用。2006年以来、1066万キログラム以上のアルミ缶や紙、プラスチック類をリサイクルしている。

 同アワードは地球環境保全に取り組む企業などを表彰するもので、米国の財団法人グローバルビジネストラベル協会(GBTA)と、同財団が主催する「プロジェクト・イカルス」が毎年実施している。

関連リンク
ユナイテッド航空
The Global Business Travel Association

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