本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は現地時間5月19日、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」の量産初号機を公開した。パールグリーンにメタリックゴールドのストライプ塗装をしたもので、既存の銀、赤、黄、青と合わせて全5色がそろった。
量産初号機には、ホンダ エアロとGEの折半出資子会社であるGEホンダ エアロエンジンズ(GEホンダ)が開発した量産型ターボファンエンジン「HF120」を装備。すべてのシステムの取付とエンジンの装着が完了した。
HondaJetは地上での機能試験後、今夏に初飛行を計画している。現在、9機のHondaJetを組立中で、6月には10機目が加わり量産体制が本格化する。現在、FAA(米国連邦航空局)の型式証明(TC)取得のため、FAAのパイロットが最終的な認定飛行試験を継続。2015年1-3月期のTC取得を目指し、引き渡しを開始する予定。
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HondaJet
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