三菱航空機は4月14日、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験機初号機(登録番号JA21MJ)の右主翼写真を公開した。
同主翼は、8日午前1時ごろに三菱重工業(7011)名古屋航空宇宙システム製作所の飛島工場を出発し、ライトアップされた名古屋城前を通過して、35キロ離れた小牧南工場へ約2時間かけて特殊仕様トレーラーで運ばれた。
主翼の全長は約16メートル、幅約4メートルで、重さは約2.3トン。今月から5月ごろに米プラット・アンド・ホイットニー製エンジン「PurePower PW1200G」を取り付ける見通しで、初飛行は15年4-6月期、初号機の引き渡しは17年4-6月期を予定している。
MRJの現在の受注機数は325機で、うち確定受注は165機。