エアバスと大韓航空航空宇宙事業本部(KAL-ASD)は現地時間2月18日、A320シリーズの燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」1000個の引き渡しと、25年にわたる産業協力関係を祝した記念式典を釜山工場で開催した。
KAL-ASDは、2010年にA320シリーズ向け新型ウイングチップ「シャークレット」を製造する単独サプライヤーに認定され、12年6月から量産を開始した。釜山の組立ラインでは、13年から月産50セットを生産できる体制を整えている。
A320ではシャークレットを装備することにより、燃料コストを最大4%削減し、航続距離を100海里(185.2キロ)延長できる。
KAL-ASDはシャークレットのほか、A330の胴体外板パネルや床の組立品、A350 XWBの複合材製貨物ドアを供給している。