エンブラエルは現地時間2月13日、インドの地域航空会社エアコスタから第2世代Eジェット「E2シリーズ」を50機受注したと発表した。カタログ価格で総額29億4000万ドル(約2969億円)。同契約には、このほかに50機のオプション(追加購入権)が含まれる。
内訳はE190-E2を25機と、E195-E2を25機。現行のE190とE195の第2世代機が、E2シリーズのうちE190-E2とE195-E2になる。メーカー標準の座席数はシートピッチが31インチの場合、E190-E2が1クラス仕様で106席、2クラス仕様で97席、E195-E2は1クラス132席、2クラス118席。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製PW1900Gを搭載する。
エアコスタは現在、E170とE190を2機ずつ、計4機のEジェットを運航している。E190-E2はファーストクラス6席、普通席92席の計98席仕様、E195-E2はファースト12席と普通席106席の計118席仕様。同社はインドで初めてE2シリーズを発注した航空会社で、E190-E2は2018年から、E195-E2は19年から引き渡しが始まる。
今回の契約で、13年6月にローンチしたE2シリーズの確定受注は200機となり、オプションの200機を加えると計400機にのぼる。三菱航空機と三菱重工業(7011)が開発を進めているリージョナルジェット機「MRJ」の受注総数は325機で、うち確定受注は165機で、これを上回る受注を獲得している。