ボーイング、シルクエアーに737初号機納入　エアバスから全面移行

　ボーイングは現地時間2月3日、シンガポール航空（SIA）系のシルクエアー（SLK）に737-800型機の初号機を引き渡したと発表した。SLKはエアバス機から全面移行する。

シルクエアーの737-800初号機＝14年2月 PHOTO: Jim Anderson/Boeing

　SLKは2012年11月、31機の737 MAX 8と23機の737-800の計54機を確定発注。現在A320型機15機とA319型機6機の計21機のエアバス機を運航しているが、ボーイング機への全面移行を進める。

　今回引き渡された737-800の初号機は、今月後半にマレーシアやタイ、インドネシアなど既存の就航地への商業運航に入る見通し。2号機目以降を受領後は、カンボジアやベトナム、インド、フィリピンへの路線に3月から就航させる。737への機種移行に伴い、ボーイングとSLKは、昨年2月に5年間のパイロット訓練の独占契約を結んだ。

　SLKは現在、12カ国45都市へ就航し、毎週350便以上を運航している。

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