日本航空(JAL、9201)は1月30日、国内線に5月から導入する本革仕様の新シートを発表した。新シート導入により、国内線は全クラスが本革シートになる。機内照明はLED化し、無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」も7月から提供を始める。(写真特集はこちら)
すべりにくい本革
新仕様機の名称は「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」。改修対象は、国内線用のボーイング777-200/300型機と767-300/300ER、737-800で計77機を予定。内訳は777-200が12機、777-300が4機、767-300/300ERが20機、737-800が41機となる。
改修初号機は5月下旬に就航する計画で、2016年6月までに77機の改修を終える。
JALの国内線用機材では、07年12月に導入したファーストクラスから本革シートを採用。今回普通席と普通席にプラス1000円で利用できる「クラスJ」のシートも本革にした。
クラスJは、これまでのシート表面素材を布地から本革に改め、クッションを新調するマイナーチェンジだが、普通席は背もたれを従来と比べて薄くした新型シートに入れ替える。新シートにより、足もとのスペースを最大5センチ拡大した。
シートピッチはクラスJが38インチ(約96.5センチ)、普通席が31インチ(約78.7センチ)で従来と同様だが、普通席は足もとスペースが広がったため、これまでよりも足もとにゆとりが出た。
革張りは布地と比べてすべりやすいが、本革を採用しシート形状を工夫することですべりにくくした。また、本革素材もクラスJでは普通席よりも上質なものを採用し、差別化している。
JALの植木義晴社長は、「これからの
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