エアバスは現地時間1月9日、A350 XWBの2機目となる試験機(MSN3)を用いて、南米のボリビアで高地試験を開始したと発表した。
標高8300フィートに位置するボリビアのコチャバンバと、1万3300フィートと標高が世界でもっとも高いラパスのエル・アルト国際空港で、高高度地におけるエンジンや補助動力装置(APU)、システム、離着陸、オートパイロットなど一連の試験を実施。高高度の空港という極限条件下で、機体が正常に機能するかを検証する。
A350は2013年6月14日の初飛行以来、試験機MSN1とMSN3により約200回、800飛行時間を超える試験を実施。A350の飛行試験では、計5機の試験機により約2500時間飛行する。2日には、3機目となる試験機(MSN2)がカーボン模様の特別塗装が施され、仏トゥールーズの塗装工場を出場している。
・エアバス、A350の試験機3機目にカーボン模様の特別塗装
・エアバス、A350試験機5機目の最終組立開始
・エアバス、A350試験機2機目の初飛行成功
・エアバス、A350 XWBの初飛行成功
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