機体 — 2013年12月27日 07:01 JST

兼松、ボンバルディアCシリーズの代理権獲得

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 兼松(8020)は12月26日、ボンバルディアの小型旅客機Cシリーズの国内取り扱い代理権を獲得したと発表した。

初飛行を終えて着陸したCS100の飛行試験初号機(ボンバルディア提供)

初飛行を終えて着陸したCS100の飛行試験初号機(ボンバルディア提供)

 Cシリーズは110席から125席のCS100、130席から160席のCS300の2機種で構成。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower PW1500G」を搭載する。GTFエンジンは三菱航空機が開発中の「MRJ」でもPW1200Gを採用しているが、9月にCS100の初飛行に成功しており、同じGTFエンジン搭載機としては、Cシリーズが先行している。

 これまでの旅客機と比べて、燃費で20%、運用コストで15%の向上が図られており、二酸化炭素(CO2)排出量は20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できるとしている。静粛性の高さや窓の大きさ、シートの幅の広さ、客室内の頭上収納スペース(オーバーヘッドビン)が大型である点なども特長。

 兼松はこれまでヘリコプターやビジネスジェット機の販売を手掛けてきたが、Cシリーズの代理権を獲得したことで、ジェット旅客機の取り扱いも始める。

関連リンク
兼松
Cシリーズ(ボンバルディア)
Pratt & Whitney

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「今でもすごいことをやっている」特集・日本企業への処方箋(プラット・アンド・ホイットニー編)

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