エアライン — 2013年12月25日 12:34 JST

ANA、貨物事業会社ANAカーゴ営業開始へ 14年4月から

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 全日本空輸(ANA)は12月24日、同社の貨物事業を一体的に受け持つ事業会社「ANA Cargo(ANAカーゴ)」を2014年4月1日から営業開始すると発表した。ANAホールディングス(9202)の100%子会社で、社長はANA貨物事業室長の岡田晃・常務取締役執行役員。従業員数は約900人で、本店所在地はANAHDと同じ東京・港区東新橋の汐留シティセンター。

沖縄貨物ハブで荷物を降ろすANAの767-300BCF=12年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 これまでANAの貨物事業室が担当していた企画やマーケティング、販売計画などと、ANAロジスティクサービスが担っていたエアラインセールスや上屋ハンドリング、ソリューション(フォワーディング/ロジスティクス)などの貨物事業を統合。貨物機の運航以外の業務を新会社のANAカーゴが引き継ぐ。

 新体制に移行することで、顧客のフォロー体制強化や間接業務の削減などを目指す。

 09年に運用を開始した沖縄貨物ハブについては、14年1月1日から沖縄発青島行き(週6片道)を開設。3月5日からは広州発沖縄行き(週6片道)、5月からは沖縄発シンガポール行き(週6片道)を新設する。機材はいずれもボーイング767-300F型貨物機。

 沖縄貨物ハブ以外では、14年1月1日から成田-広州線(週3往復)、5月から成田-ジャカルタ線(週3往復)とシンガポール発成田行き(週6片道)を開設。同じく5月から成田発関西経由上海行き(週3片道)を再開する。機材はいずれも767-300Fを使用する。

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