日本航空(JAL、9201)は11月26日、国際線機内食の冬メニューを発表した。パリ発便で2人の日本人シェフによるメニューを提供するほか、乗客から好評の牛丼「エア吉野家」などが登場する。12月1日から提供する。
パリ発日本行きのファーストクラスとビジネスクラスでは、パリで活躍する2人の日本人シェフとのコラボレーションメニューを提供。12月からはフランスでミシュラン1つ星を獲得した「SOLA(ソラ)」の吉武広樹シェフ、2014年3月からはフランスで日本人として初めてミシュラン2つ星を獲得した「Passage53(パッサージュ53)」の佐藤伸一シェフが担当し、その後は3カ月ごとに2人が交互にメニューを用意する。
12月からの吉武シェフは、ファーストクラスではフランス最高級シャロレー産牛フィレ肉のステーキ3種のソース、ビジネスクラスではオマールエビのラヴィオリ、ジロール茸、ルッコラのサラダなどを、コラボレーションメニューとして提供していく。
従来の機内食で提供されなかったものを取り上げる「エアシリーズ」では、「エア ケンタッキーフライドチキン」と「エア吉野家」を用意。プレミアムエコノミーとエコノミークラスで提供する。
エアシリーズ第11弾となる「エア ケンタッキーフライドチキン」は、昨年のものと比べて包装や提供方法を改良。ひとくちチキン(骨なし)、フレッシュサラダ(ビネグレットドレッシング添え)、ハニーメイプル付きビスケット、コールスロー、ショコラナッツケーキからなるメニューを用意した。
提供路線は成田発ロサンゼルス、サンディエゴ、シカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロンドン、フランクフルト、パリ、ヘルシンキ行き。
11月30日まで成田発の欧米路線にエアシリーズ第10弾として再登場していた「エア吉野家」は、12月からはロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ発日本行きで提供。今回も地上と比べて乾燥している機内環境を考慮し、つゆを少し多めにした“つゆだく”で提供する。
ホノルル線の機内食は、人気レストラン「俺のフレンチ」などを展開する俺の株式会社とのコラボレーションメニュー「俺の機内食 for Resort」の冬メニューを用意。 俺のチキンカチャトーラ&ラザニア、俺の前菜 “サーモンテリーヌウニソース”、俺のスイーツ“クラシックショコラ”を提供する。対象路線は成田、中部、関西発ホノルル行きで、スイーツは成田と中部発のみ。
また、欧米発日本行きのファーストクラスとビジネスクラスでは、ラーメン専門店「九州じゃんがら」を展開する九州じゃんがら・ブルカン塾本部と共同開発した「JAL特製『九州じゃんがら』 ヘルシーラーメン」を提供する(関連記事)。
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日本航空
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