全日本空輸(ANA)は11月8日、2014年3月末で退役するボーイング747-400型機による国内定期便の最終便が、羽田-那覇線になると発表した。3月31日に1往復運航する。
ANAの747-400は残り3機。すでに国際線からは引退しており、全機が国内線仕様機の747-400Dとなっている。
3月に「さよならチャーターフライト」を実施するほか、定期便の羽田-福岡線と羽田-札幌線は3月30日が最終日となり、各1往復運航する。
チャーターフライトの詳細は12月中旬に発表。3月30日と31日の定期便は、1月下旬に便名決定と販売開始を予定している。
ANAでは10月27日の函館を皮切りに、747がかつて就航していた空港へ里帰りフライトを実施中。11月10日に小松、17日に広島、22日に那覇と中部、12月1日に鹿児島、8日に長崎へ里帰りする。また、747の就航が禁止されている伊丹でも、1月12日に周辺住民を招いて遊覧飛行や機体見学会を実施する。
今後747は1月に1機、3月に残り2機が退役し、1978年12月の747SR受領以来の歴史に幕を下ろす。
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ボーイング747 特設サイト
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