全日本空輸(ANA)は今年夏から開始予定だった、国際線での機内インターネット接続サービスの開始時期を延期した。早くても来春の開始となる見込み。
ANAが採用したネット接続サービスは、エアバスなどが出資するオンエア社の「インターネットオンエア」。衛星回線を使用するシステムで、ANAが接続環境を試験したところ、乗客が満足できる水準に達していないという。
現在接続環境の向上に向けた対応を進めており、サービス開始の目途が立ち次第、利用者に案内する予定。昨年6月に発表した時点では、今年から2年ほどかけて、19機のボーイング777-300ER型機と9機の767-300ERの計28機にネット接続環境を整備するとしている。
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