台湾のトランスアジア航空(復興航空、TNA)は9月26日、成田-台北(桃園)線を週7往復で開設した。同路線の開設で、日本と台湾の間を9都市9路線、週30往復で結ぶことになった。成田路線では、ビジネス客の取り込みを狙う。
機材はエアバスA320型機で、座席数はビジネス12席、エコノミー138席の計150席。TNAは2012年6月、日本への初の定期便として関空-台北線を開設し、現在は関空と成田に加えて那覇と札幌、函館、旭川、釧路の7都市に定期便を開設済みで、帯広と石垣にはチャーター便を運航している。
ヴィンセント・M・リン(林明昇)会長は、日本路線のロードファクター(座席利用率)は平均80%台だとし、成田-台北線は「満席を目指す」と意気込みを語った。また、ピーチ・アビエーション(APJ)など、台北へ就航する日本の航空会社が増加傾向にあることについて、「特別なサービスを提供したい」と述べ、激化する競争への準備を進めている考えを示した。
今後日本で就航を目指す地域として、リン会長は九州を挙げた。福岡空港や北九州空港へ就航する可能性が高く、2014年3月末までには実現したいという。
運航スケジュール(9月26日から10月26日まで)
GE606 台北(08:10)→成田(12:20)
GE605 成田(13:20)→台北(15:45)
関連リンク
トランスアジア航空