エアバス, 機体, 解説・コラム — 2013年9月9日 12:30 JST

圧力隔壁が目を引くA380の胴体組立ライン 写真特集・エアバス・ハンブルク工場後編

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 「写真特集・エアバス・ハンブルク工場」の前編では同工場にある、A320の生産ラインの写真を取り上げた。今回はA380の胴体の組み立ての様子をお伝えする。

ハンブルク工場で組立中のA380の胴体=8月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 A380の最終組立ラインは仏トゥールーズにあり、ハンブルクでは胴体の組み立てが行われている。広い屋内に置かれた接合前の胴体を見ると、アッパーデッキ(2階)の床部分のフレームはカーボンでできており、黒い横線が目に入る。機体上側を軽くするためだ。また、胴体に組み込まれる前の圧力隔壁も置かれていた。

 胴体の組み立てのほかに塗装も行っており、塗装を残して完成した機体も見られた。欧州と中東のA380の顧客への引き渡しは、ハンブルクで行われている。敷地内ではエールフランス航空(AFR)やブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)、エミレーツ航空(UAE)などのA380の姿があった。

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