ボーイングは現地時間6月20日、パリ航空ショーで確定発注と発注コミットメント合わせて442機、カタログ価格の金額ベースで660億ドル(約6兆4300億円)の受注を獲得したと発表した。また、同ショーでは787型機の3機種目となる787-10がローンチした。
787-10は、5社から102機の発注を受けてローンチ。5社の内訳は、エアリース・コーポレーション(ALC)が30機、GEキャピタル・アビエーション・サービス(GECAS)が10機、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)/ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)が12機、シンガポール航空(SIA)が30機、ユナイテッド航空(UAL)が20機。航続距離は7000海里(1万2964km)で、双通路機による運航路線の90%以上が含まれる。座席数は300から330席となる見込みで、初号機の引き渡しは18年を予定している。
機種ごとの確定発注と発注コミットメントの合計機数は、737 MAXが117機、737NG(次世代737)が200機、787が105機、777が15機、747-8が5機。ライバルのエアバスは466機だった。
また、スカイマーク(SKY、9204)が日本の航空会社では初めて737 MAX 8を発注する意向を表明。2018年以降、現在保有する737-800(1クラス・177席)の後継機として4機導入する。
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ボーイング・ジャパン
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