シンガポール航空(SIA)は現地時間5月30日、ボーイングとエアバスに総額170億米ドル(1兆7000億円)相当の機体を発注することで合意したと発表した。開発中のボーイング787-10X型機を30機と、エアバスA350-900型機を最大50機を発注する。
787-10Xはボーイングが計画している787の胴体延長型で、長胴型の787-9(250から290席)よりも40席程度多い320席クラスのサイズとなる見込み。ボーイングが同機の開発に着手することを前提に、2018年度から30機を順次受領する。
A350 XWBの長胴型のA350-900は314席クラスで、今回30機を追加発注し、20機をオプション契約とした。オプション分はA350-900か、350席クラスのA350-1000を選択可能。16年度からの受領を予定している。
SIAがA350 XWBを発注するのは3度目で、確定発注となればオプション分を除いた発注機数は70機となる。
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