日本航空(JAL、9201)は5月30日、8号機目となるボーイング787型機を受領したことを明らかにした。登録番号はJA830Jで、31日午後に成田へ到着する見込み。
8号機はボーイングが5月14日に787の引き渡しを再開後、JALが最初に受領した機体。改良型バッテリーを搭載している。
JALが保有する全8機は国際線仕様機で、座席数はビジネス42席、エコノミー144席の計186席。都内で行われた会見で植木義晴社長は、「この飛行機の一番優れたところは経済性と中型機ながら長距離の使用に耐える点。効果が発揮できる中長距離(に投入する)というスタンスは変わっていない」として、今後も国際線の中長距離路線に投入する考えを改めて示した。
787の運航は6月1日から再開。羽田を午前1時に出発するシンガポール行きJL035便が再開初便となる。7月1日には、当初2月25日から週4往復で開設し、13年度上期中にデイリーへ増便する予定だった成田-ヘルシンキ線を、週7往復のデイリー運航で開設する。
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