企業, 空港 — 2013年5月15日 20:40 JST

羽田に日本初の国際線乗継ぎホテル 14年9月開業へ

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 日本空港ビルデング(9706)と三菱地所(8802)、ロイヤルパークホテルズ アンド リゾーツは5月15日、羽田空港国際線旅客ターミナル拡張に伴い、2014年9月末に開業予定のホテルの詳細を発表した。乗継ぎ客も利用できる構造を取り入れる。

ホテルの外観イメージイラスト(3社の発表資料から)

羽田国際線ターミナルの拡張イメージ(3社の発表資料から)

 同ホテル事業は、ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)との定期建物賃貸借契約によるテナント出店。空港ビルがTIATと契約を結び、三菱地所が計画の推進、ロイヤルパークホテルがホテル運営を受け持つ。ホテルの入る建物は17日に着工し、大成建設(1801)が施工する。

 着工するホテルの名称は「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」で、国際線ターミナルビルに隣接する地上8階建てとなる。延床面積は1万1642.6平方メートル(3521.89坪)で、2階から8階の客室はシングル110室、ダブル40室、ツイン157室、その他8室の計315室。このうち、17室は保安検査後の「保安エリア」内にあり、航空機の乗継ぎ時に宿泊や休憩施設の利用ができる。

 ホテルは3階出発ロビーに直結し、4階にロビーやフロント、レストランを集約する。コンセプトは「夢みる箱」で、世界を旅する人々の記憶に残るホテルとして、機能性や快適性と遊び心に配慮した「お洒落なシティホテル」を目指すという。

 保安エリア内に客室や休憩施設のあるホテルは、海外ではシンガポールのチャンギ空港や韓国の仁川空港など、主要空港に見られる。

国際線ターミナルの拡張イメージ(3社の発表資料から)

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