ジェットスター・ジャパン(JJP)は4月4日、大分空港で2日に起きた機材故障の影響で、5日から8日までに16便が新たに欠航すると発表した。2日から8日までの7日間で2996人に影響が及ぶ。
機材故障が起きたのは同社が運航するエアバスA320型機の7号機(登録番号JA07JJ)。2日午前に大分へ到着した成田発GK151便(乗客125人)で、ノーズギア(前脚)のタイヤが傾いているのを地上職員が発見した。離着陸には異常はなく、乗客乗員にけがはなかった。現在、JJPの整備士3人が大分空港で対応にあたっている。
JJPではA320を10機保有。当該機を除いた残り9機には異常は見られなかったとしている。当該機の運航再開時期は未定。
成田-大分線は3月31日に就航したばかり。2日は折り返し便の成田行きGK150便が欠航したが、現在は通常通り運航している。JJPでは当日、自社便や日本航空(JAL、9201)の便への振り替え、宿泊の手配、8000円分のバウチャーの発行などの対応を行ったという。
JJPは同社ウェブサイトの「重要なお知らせ」で、当該欠航便について「整備措置による機材繰り」との文面のみ掲載。大分で発生した機材故障については、ウェブサイト上で明確な説明を行っていない。また、JJPの鈴木みゆき社長は3月31日にAviation Wireが中部空港(セントレア)で行った取材に対し、「コストカットは行っているが、安全は妥協しない」と述べている。
5日から8日の欠航便
GK111 成田06:05→新千歳07:50
GK110 新千歳09:50→成田11:30
GK139 成田16:15→福岡18:15
GK138 福岡18:45→成田20:35
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