ジェットスター・ジャパン(JJP)が支払手数料を過大請求していたことが3月18日、Aviation Wireの取材で明らかになった。JJPは本紙の取材に対し、該当する予約者数などについて「詳細は調査中」と回答した。JJPによる料金の超過請求は2012年7月に続き2回目で、予約システム上で不具合が生じた模様だ。

本紙が入手した超過請求のあった予約者の領収書の一部。「Booking and Service Fee」が支払手数料の欄で、571円と消費税29円の計600円が請求されている=13年3月 Aviation Wire
JJPの支払手数料は、クレジットカードなどすべての支払い方法で1回のフライトにつき消費税込み200円。本紙の取材では3月に予約が行われた5月搭乗分の航空券で、1フライトで400円多い同600円と、通常の3倍となる額を請求していた。
今回の徴収ミスについて、JJPは社内で確認できたとした上で、超過請求が行われた期間や影響が生じる予約者数、金額などについて「規模がまだつかめていない」と本紙の取材に答えた。また、予約システム上で不具合が発生した原因についても、ジェットスターグループの本国オーストラリアと日本のどちらで起きているかも含めて調査中だという。
本紙の取材では、少なくともほかに2件の超過請求を確認しており、JJPに問い合わせた予約客には個別対応を行っているようだ。
JJPでは12年7月にも座席指定料の徴収ミスが発生。最大で約700人に指定料金を今回と同じく400円多く請求していた。
本件について、JJPのウェブサイトやフェイスブック上での告知は、18日午後10時20分の時点で行われていない。
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