日本航空(JAL、9201)グループと全日本空輸(ANA、9202)は2月26日、沖縄(那覇)-宮古、石垣線と宮古-石垣線の割引運賃を値下げすると発表した。沖縄県離島住民割引運賃カードを所持する宮古島や石垣島などの住民が対象となる「離島割引」(JAL)と沖縄アイきっぷ(ANA)で、搭乗期間は4月1日から5月31日まで。
JALとANAともに那覇-宮古線を改定前の1万1950円から7200円に、那覇-石垣線を同1万5600円から9400円に、宮古-石垣線を同8200円から4900円と、約4割それぞれ値下げする。
2月27日時点で住民向け以外の割引片道運賃を4月1日搭乗分で調べると、JALの先得割引で那覇-宮古線(JTA/RAC運航)が6200円から8000円、那覇-石垣線(JTA/RAC運航)が7600円から1万1800円、宮古-石垣線(RAC運航)が8900円。ANAの旅割28で那覇-宮古線が6200円から8000円、那覇-石垣線が7600円から1万2400円、宮古-石垣線が5700円となっている。
那覇-宮古線についてはスカイマーク(SKY、9204)が1月25日に4月1日から6月30日までの運休を発表。運休直前の3月31日の割引運賃は片道3800円から6800円となっている。運休について宮古島市や商工会議所、観光協会が2月19日、SKYに対して那覇-宮古線の運航継続などを要請し、6月1日からSKYが運航を再開すると宮古テレビなどが報じている。
3路線の2012年12月のロードファクター(L/F、座席利用率)は、JALの那覇-宮古線が76.1%、那覇-石垣線が54.7%、宮古-石垣線が56.0%。ANAは那覇-宮古線が59.5%、那覇-石垣線が55.2%、宮古-石垣線が14.5%。SKYの那覇-宮古線は32.6%だった。