日本の航空会社初の「シャークレット」を装備したエアバスA320型機となったジェットスター・ジャパン(JJP)の8号機(登録番号JA08JJ)が2月22日午後5時25分ごろ、成田空港B滑走路(34R)に着陸した。
軽量な複合材で作られたシャークレットは燃料消費を約4%改善するもので、長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもので、燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供され、2015年就航予定のエンジン換装型のA320neoファミリーでは標準装備となる。
JJPでは12年6月にリース契約を締結済みのA320新造機24機のうち、今年4月以降に納入される14機についても燃費性能などの点でシャークレット装備機とする予定。24機はすべてカンタスグループの既存発注枠内から調達するため、早期受領が可能という。
8号機の受領で、JJPの機材はA320(180席)が8機となった。12月末までに20機体制を構築する。3月31日からの夏ダイヤでは、中部空港(セントレア)へ就航。中部から福岡、札幌、鹿児島へ1日1往復または2往復就航する。
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ジェットスター・ジャパン
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