国土交通省航空局(JCAB)は2月14日、航空機用リチウムイオン電池を旅客機で輸送する際の取り扱いを、一般用と同じ5kgまでにすると発表した。現地時間13日に国際民間航空機関(ICAO)がボーイング787型機で起きたバッテリートラブルを受け、ガイドラインを改正したことに伴うもの。
JCABは航空会社が航空機用リチウムイオン電池の交換部品を運びやすくするため、1月1日に取り扱い基準を緩和していた。これにより、旅客機にリチウムイオン電池を積む場合、一般用は5kgまでなのに対し、航空機用は35kgまで運べるよう緩和された。
今回の改正で、一般用と航空機用ともに旅客機では5kgまで、貨物機では35kgまで運べるとする改正前と同じ基準に戻した。JCABによると、今回の改正は暫定的なもので、リチウムイオン電池の安全性が確認され次第、段階的に見直すという。
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