ボーイングは2月9日(現地時間、以下同)、787型機の試験飛行を同社が保有する5号機(ZA005、登録番号N787FT)で行ったと発表した。米国連邦航空局(FAA)の承認を受け、7日に実施が発表されていたもの(関連記事)。
5号機は9日午後0時32分に米ワシントン州シアトルのキング郡国際空港を離陸し、午後2時51分に同空港へ着陸。約2時間の試験飛行中、バッテリーの作動状況のテストを行った。1月16日にFAAが787の運航を一時禁止する耐空性改善命令(AD)を出して以来、米国内で最初のフライトとなった。ボーイングによると、フライトは順調だったという。
787で発生した一連のバッテリートラブルについては、7日に米国家運輸安全委員会(NTSB)が原因についてバッテリー内で発生したショートに起因するとみられるとの進捗報告を行った(関連記事)。また、ノルウェー・エアシャトル(NAX)が787の受領が当初予定の4月下旬よりも遅れる可能性があると、ボーイングから連絡を受けたと8日に発表している(関連記事)。
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