ボーイング, 官公庁, 機体, 解説・コラム — 2013年2月8日 21:30 JST

バッテリー内のショートが要因、ケース内は260℃以上 米運輸安全委、787調査で

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 米国家運輸安全委員会(NTSB)は2月7日(現地時間、以下同)、1月7日にボストンで起きた日本航空(JAL、9201)のボーイング787型機(登録番号JA829J)のバッテリー火災の調査について、バッテリーを構成する8つのリチウムイオン電池セルのうち、1つのセル内で起きたショートが熱暴走に至る要因になったとの経過報告を行った。

 NTSBのデボラ・ハースマン委員長は、今後の調査はバッテリーシステムの設計や認証要件が焦点になるとコメントした。

最も熱損傷を受けた6番セルなどバッテリー左側部分(NTSBの資料から)

 NTSBの経過報告によると、8つのうち1つのセルで起きた複数のショートが熱暴走につながった兆候が見られたとしている。6番セルでは電極の損傷も激しく、5-8番セル側は1-4番セルと比べてセルが膨張しており、5-8番セル側は激しい熱損傷を受けていた。また、黒焦げになったバッテリーケース内の温度は260°C(500°F)を超えていたことを示しているという。

 NTSBの調査官は、バッテリーケースの変形や放電はトラブルの結果生じたもので、ショートの発生要因は


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。