全日本空輸(ANA/NH)は、「ガラケー」と呼ばれる従来の携帯電話(フィーチャーフォン)用ウェブサイトを6月30日を最後に廃止する。スマートフォンの利用増加と、ガラケーユーザー減少によるもの。1999年2月のサービス開始から、約19年4カ月で幕を閉じる。
ANAのガラケー用サイトは、1999年2月22日にNTTドコモ(9437)の携帯電話向け情報サービス「iモード」のスタートと同時に開設。当初は国内線の予約や空席照会、発着案内などから始まった。
その後はクレジットカードによる航空券決済にも対応。2004年10月1日には、開設以来5年ぶりに全面リニューアルを実施し、ANAのウェブサイト「ANA SKY WEB」と同様の機能が使えるようになった。2006年7月14日には、国内の航空会社が運営するケータイサイトでは初めて、通販に対応した。
現在はNTTドコモ、KDDI(9433)、ソフトバンクの3社に対応。ANAのガラケーサイト向けサービス「ANAマイレージクラブモバイルプラス」の契約は、サイト運用最終日の6月30日を最後に自動解約になるという。
ANAでは、今後はスマートフォン用サイトやアプリの利用を呼びかけている。
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全日本空輸
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