エアバスはこのほど、A321neoの座席数を増やすオプションを2017年後半から提供すると発表した。非常口ドアの数を増やすことで、最大座席数をこれまでの220席(1クラス)から236席(同)に増加できる。エアバスによると、乗客の快適性を損なうことなく客室スペースをより効率的に利用するものだという。
新オプションでは主翼上部の位置に非常口ドアを追加することで座席数の上限を拡大。このオプションに加え、ラバトリー(化粧室)の配置を変更することで客室後部スペースを有効活用する客室レイアウト「Space-Flex」を導入することで従来の最大座席数220席に16席を追加し、最大236席を備えることが可能になった。エアバスによると、シートマイルコストを約5%削減できるという。
また、客室前方部分の非常口ドアを動作させないことで、この部分が分割されずに座席を設置できるオプションも提供。座席クラスが複数ある場合に柔軟性が高まり、ビジネスクラスなど上級クラスで快適性が求められる長距離路線に適しているとしている。