ボーイングは現地時間1月16日、米国連邦航空局(FAA)が同日に787型機のバッテリーシステムの改修完了まで同機の運航を一時禁止する耐空性改善命令(AD)を出したことについて、ジェームス・マックナーニ会長、社長兼CEOの声明を発表した。
声明によると、「ボーイング製航空機を利用する乗客と乗務員の安全は最優先事項。FAAに全面的に協力し、1日でも早くすべての答えを見つけ出すことに全力で取り組むことを約束する」とコメント。全社で調査に協力していくとしている。
また、「787は安全な航空機であると確信している」と述べるとともに、相次いだトラブルについて乗客や航空会社に対し陳謝した。
日本国内ではFAAの対応を受け、国土交通省航空局(JCAB)も17日に787に対して耐空性改善通報(TCD)を発行した。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
・国交省航空局、787に耐空性改善通報を発行 当面運航停止に
・米運輸安全委、出火した787のバッテリー公開
・全日空の787、高松空港に緊急着陸 機内に異臭
・ボーイング、787のバッテリー出火で声明 過去の電源トラブルと関連なし
・日航の787、ボストンで出火 けが人なし 火元はAPU用バッテリー