全日本空輸(ANA、9202)は1月11日、成田-サンノゼ線(NH1075/1076)を開設した。機材はボーイング787型機(ビジネス46席、エコノミー112席の158席)で、週5往復運航する。初便のサンノゼ行きNH1076便は乗客146人と乗員12人の計158人を乗せて午後5時38分に成田を出発した。
サンノゼはカリフォルニア州で人口第3位の都市。アップルやグーグル、インテルフェイスブックなど、IT関連企業が多く拠点を置き、ビジネス需要が見込まれる。
初便は乗客の約4割がアジアからの乗継客だった。ANA上席執行役員の小澤美良・成田空港支店長は、「乗継客は台湾やインドネシア、タイ、インドなどから。成田をハブとして活用していきたい」と述べ、日本発の利用客だけではなく、アジアからの接続需要の取り込みに意欲をみせた。成田-サンノゼ線のロードファクター(座席利用率、L/F)は「7割から8割程度」(小澤支店長)を見込んでいるという。
また、ANAは日米友好関係強化のための官民パートナーシップ「TOMODACHI(トモダチ)イニシアチブ」とスポンサー契約を結んでおり、初便にはトモダチのロゴをラッピングした機体(登録番号JA813A)が使用された。
運航スケジュール(月・水・金・土・日に運航)
NH1076 成田発(17:35)→サンノゼ着(10:10)
NH1075 サンノゼ発(11:45)→成田着(翌日16:10)
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全日本空輸
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