日本エアコミューター(JAC/JC)の仏ATR製ATR42-600型機(1クラス48席)の3号機(登録番号JA03JC、製造番号MSN1401)が2月5日、本社を置く鹿児島空港に到着した。11日に就航する見通し。
JACのATR42は、2017年4月26日に初号機(JA01JC)が就航。コックピットにエアバスA380型機の技術を導入した双発ターボプロップ(プロペラ)機で、座席数は1クラス48席となる。
機内仕様はJALグループの機体として、国内線新仕様機「スカイネクスト」に準拠し、黒のレザーシートに、ワインレッドのシートベルトやヘッドレストカバーを配した。シートはリクライニングでき、ひじ掛けも可動式となっている。また、客室の手荷物収納スペースが同クラスの競合機より大きく、LED照明を採用している点も特徴となっている。
離島を結ぶ生活路線が中心となることから、JACの特注仕様でストレッチャーを設置できるスペースを設けた。左側後方座席を3席分前方に倒して設置し、ストレッチャーの周りはカーテンで仕切ることが出来る。後方に1つある化粧室(ラバトリー)には、おむつを替える際に使える台を、特注で備えた。
3号機は、現地時間1月29日に受領。2月1日に受領した仏トゥールーズを出発し、ギリシャ、エジプト、アラブ首長国連邦のドバイ、インド、ミャンマーを経て、4日に最終経由地の台北(桃園)に到着。台北を5日午前11時45分(日本時間)に出発し、鹿児島には午後1時59分に到着した。フェリーフライト(空輸便)はJACの社員3人が同乗し、操縦はATRのパイロット2人が担当した。
JACはATR42を、2019年度までに
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